燕南小学校への派遣事業
6月21日芸術家の学校派遣事業として、燕市立燕南小学校に伺いました。
こちらの学校も先日お邪魔した燕北小学校同様、昨年度よりお世話になっており、模範演奏や管楽器のワークショップを行いました。
NPO法人音楽ネットワークでは、新潟県内の鼓笛隊で新しく楽器を始める3・4年生を中心とした楽器ワークショップ(体験会)を行っています。
このワークショップは、
①各楽器の基本的な知識・扱い方について学ぶ
②楽器の奏法を知る
③自分にあった楽器を見つける
の3つを目的として行い、一人一人の生徒さんが今後少しでも楽しく楽器や音楽に関わっていってくれるような援助を行っています。
多くの場合授業1コマで行いますが、まず始めに楽器の講師による「模範演奏」を行います。
今回の模範演奏では、こちらの学校の金管バンドが演奏しているエルガー作曲の「威風堂々」を演奏しました。
4年生の生徒さん、とても真剣に聞いてくれています。
模範演奏に続いて行った各楽器のワークショップ(体験会)では、これからそれぞれの担当楽器を決めるために、全ての楽器の導入部分を一通り各講師が指導していきます。
まずはじめに管楽器と打楽器それぞれの演奏に共通するコツを各講師が全体に伝えていきます。
説明が終わるよいよいよ各楽器の体験です。初めて触る楽器に恐る恐るですが興味を持ってくれています。
トロンボーンは見た目以上に持ち方が難しく、音程もスライドで取っていくのでコツが必要な楽器です。
打楽器はスティックの基本的な持ち方から確認して、良い音が出せるコツを教えてもらいます。
音盤楽器(ベルリラ)も打楽器同様良い音を出すためのコツを教えてもらっています。
短い時間ではありましたが、各楽器それぞれの扱い方や音色に一生懸命興味を持って聞いてくれていました。
終了後は、
「最初は難しそうに見えたトランペットだけど、意外と簡単に音が出たので自分はトランペットを吹いてみたいです。」
というような、感想を言ってくれていました。
今回のワークショップを踏まえて楽器の適性を判断し、子供達にとって「自分にとってのベスト」な楽器を見つけていって欲しいと思います。